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自然エネルギー通信

2022.09.15  New
地域

「未来×エネルギー プロジェクト」inとっとり自然環境館

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 2022年3月13日、鳥取県米子市の「とっとり自然環境館」で、環境教育プログラム「未来×エネルギー プロジェクト」特別バージョンの最終回を行い、成果物のジオラマお披露目会を実施しました。

 「とっとり自然環境館」は特別目的会社(SPC)鳥取米子ソーラーパーク株式会社が運営する「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」の付帯施設として、2014年10月20日にオープンしました。施設では自然エネルギーや自然保護活動、鳥取県の貴重な自然について楽しく学べ、館内には太陽光発電の説明はもちろん、鳥取県の美しい自然風景を展示し、「とっとり次世代エネルギーパーク」の紹介、さらには鳥取県内で取り組まれている自然保護団体の活動紹介などさまざまな情報発信を行っています。

 今回とっとり自然環境館で実施した「未来×エネルギー プロジェクト」特別バージョンは、これまでSBエナジーが運営する発電施設の立地自治体にある小学校で一日または二日間の授業時間に実施してきた通常プログラムとは異なり、参加者が1年6カ月間にわたって発電体験や創作活動に定期的に継続参加する形式で実施した、「未来×エネルギー プロジェクト」初の長期プロジェクトでした。2020年10月に参加した地域の子どもたち17人はとっとり自然環境館の「サポーター」として、活動期間中に計6回のイベントに参加し、「とっとり自然環境館にあったらいいなと思う 未来の0円エネルギー」とその使い道についてのアイデアを考え、発表を行いました。最終回の3月13日は、各サポーターがプログラムを通じて学び、自ら考えた未来のエネルギーとその使い
道に関するアイデアを具現化して完成したジオラマを、サポーター本人とご家族にお披露目し、11組32名が感想をフィードバックしました。

約1年半にわたる、子どもたちの取り組みをご紹介いたします。

2020年10月:記念すべき第1回は"鳥取県ならではのモノ"を使って「こんなエネルギーあったらいいな」と思う未来の0円エネルギーのアイデアをタブレットやアイデアシートを使って考え、発表しました。
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鳥取県の名物「梨」を使ったアイデアをご紹介します。
tottori_02_1.jpgtottori_02_2.jpg―梨を食べる音でジュースができる、梨好きにはぴったりのアイデアですね。鳥取県の日本なしの出荷量は、全国第6位だそうです(令和3年度・農林水産省「作物統計調査」)

つづいては、米子城跡のアイデアです。
tottori_02_3.jpg―米子城跡にのぼる人の重みで、米子城跡をライトアップ。実現してほしいアイデアですね。

2021年1月(第2回):第1回目で考えた子どもたちのアイデアの中から試作品を作り、実験形式で体験しながら発電の仕組みなどを学びました。実際に体験したことで、どんなものが未来の0円エネルギーになりそうか、よりイメージしやすくなったと思います。
tottori_03.JPGまた、第2回の授業中に、これから目指す具体的なゴールが先生から子どもたちに発表されました。みんなで色々な未来の0円エネルギーを考え、最終的にとっとり自然環境館に展示する作品を作り上げていきます。

どんなものを展示すれば見に来てくれた人が楽しめるか?見るだけではなく体験できるほうが面白いのでは?など、発電実験でそれぞれが感じたことを活かして、未来の0円エネルギーを考えていきます。

2021年3月(第3回):「とっとり自然環境館にあったらいいな」と思う未来の0円エネルギーのアイデアをさらに考え、イラストにして発表し、みんなで感想を共有しました。
tottori_04.JPGtottori_05.jpg子どもたちが考えたたくさんのアイデアをとっとり自然環境館内に展示できるように、梨のように夢が実るよう願いを込めて「ゆめの木」という展示物を作ることとしました。

「ゆめの木」は、とっとり自然環境館に来館された方に、「どんなアイデアが生まれたのか」「どうやって、かたちになっていったのか」などをスライドとして投影し、見てもらうためのスライドショーです。ゆめの木は鳥取県らしく「梨の木」をベースに、とっとり自然環境館に住んでいるヤギも登場しています。
tottori_06.jpg未来×エネルギー プロジェクトが進んでいくほど、ゆめの木も成長していきます。

2021年5月(第4回):第3回に続き「とっとり自然環境館にあったらいいな」と思う未来の0円エネルギーのアイデアをそれぞれ発表し、アイデアを展示物にする第一歩として、どうやったら楽しく使える展示物になるか、発電体験用の工作に挑戦しました。
tottori_07.JPGtottori_08.JPG「ゆめの木」に登場させる、自分たちの似顔絵も作りました。
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2021年9月(第5回):これまでに考えたアイデアをとっとり自然環境館にジオラマとして展示するパーツの作成や色塗りなどを行いました。細かい作業が多かったのですが、ひとつひとつ丁寧に作っていきました。
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2022年3月(第6回):ついにジオラマが完成。サポーターのみんなは、とっとり自然環境館を訪れたお父さんお母さんに、アイデアをお披露目しました。
tottori_12.JPG「ゆめの木」にもアイデアや似顔絵が追加されパワーアップしました。
tottori_13.JPGtottori_14.JPG子どもたちは「未来の0円エネルギー」をたくさん考え、かたちにしてくれました。こんなエネルギーが実現すればいいな!と思うものばかりで、子どもたちの豊かな発想力には毎回驚かされました。今回の長い期間にわたる未来×エネルギー プロジェクトが、子どもたちがエネルギーについて考えるきっかけとなったのではと思います。子どもたちのアイデアを通し、未来のエネルギーの可能性を感じられました。

とっとり自然環境館では今回のジオラマを常設展示しています。子どもたちのアイデアとジオラマを発電体験をしながらご覧いただけますので、お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

リンク:とっとり自然環境館

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