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2017年 |
■運転開始した発電所
名称 | 出力規模 (MW) |
発電量 (世帯換算数) |
ソフトバンク潮来ソーラーパーク | 1.7 | 519 |
ソフトバンク浜松中開ソーラーパーク | 43.4 | 14,979 |
ソフトバンク広島世羅ソーラーパーク | 5.7 | 1,659 |
とまこまい勇払メガソーラー発電所 | 29.8 | 9,000 |
ソフトバンク鹿児島湧水ソーラーパーク | 32.3 | 9,883 |
ソフトバンク長野佐久ソーラーパーク | 1.3 | 427 |
Tsetsii Wind Farm (モンゴル) | 50.0 | 約2億kWh / 年 |
SBE | 7月14日 | 平成29年度「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築」実証事業に採択 |
初年度の平成28年度に引き続き、SBエナジーはバーチャルパワープラント(VPP)実証事業に参加、電力需要家とVPPで蓄電設備を統合制御する契約を締結して、遠隔制御および統合管理を行うリソースアグリゲーター事業(B事業)と、自社を含む複数のリソースアグリゲーターとVPP基盤事業者の双方と連携して共同でVPP実証を行い、VPP構築に向けて技術実証と制度的課題の洗い出しを行うVPP構築実証事業(A事業)の2事業で間接補助事業者に採択されました。また、国内でより多くの自然エネルギー導入が可能となる環境整備への寄与と自然エネルギーを生活の中で利用する環境整備を通じてエネルギーの地産地消の推進を目的とすることから、実証エリアを初年度の長崎県壱岐市から九州全域に拡大し、蓄電リソースによる需要創出とディマンドレスポンス(DR)を活用した太陽光発電出力制御への対応方法の確立を目指すとともに、電源I-b相当の制御、小売事業者向けインバランス調整などの実証を行いました。
(参考)プレスリリース
7月14日:平成29年度「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業」への採択について」〜九州電力エリア全域を対象とした大規模なバーチャルパワープラント構築実証事業を実施へ〜
(参考)開示資料
2018年3月23日:経済産業省 資源エネルギー庁 エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネス検討会(第7回)
資料8-1 H29年度VPP構築実証事業の報告(H29年度需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業費補助金実施状況報告)
資料8-3 SBエナジー株式会社提出資料(2017年 VPP実証事業「九州エリアにおける需要家側リソースアグリゲーション」)
SBE | 10月1日 | 新体制発足、「BMW戦略」を中核とする自然エネルギーのプラットフォーマーへ |
2017年10月1日付で、創業来SBエナジーの代表取締役社長を務めてきた孫 正義が取締役会長に就き、新たな代表取締役社長に三輪 茂基が就任しました。新体制では、日本で生まれ世界で育つエネルギー企業となるべく、創業来国内で推進してきた太陽光や陸上・洋上風力、地熱などあらゆる種類の自然エネルギー発電事業の発展を継続しつつ、事業領域を海外へもグローバルに拡大していくことを打ち出しました。さらに、電力の発電から供給までの非可逆性を川の流れに例えた際に川上に当たるこの自然エネルギー発電事業を「Watts事業」と定め、2021年時点において日本全国50カ所で773.0MWの開発と運転を手がけてきました。この川上資産とそこから蓄積される発電データを起点に、バーチャルパワープラント事業をはじめとしたAI・IoTと自然エネルギーの融合により、需給調整の安定化を通じて電力インフラを安定的に運用して自然エネルギーのさらなる導入へつなげる川中事業を「Bits事業」、自然環境による自然エネルギー発電量の変動幅に左右されない安定した電力需要をリアルタイムに創り出すことを目的に、定置式電力貯蔵システム(ESS)や電気自動車(EV)のバッテリーなどの蓄電技術との組み合わせによるエネルギーのタイムシフトを用いて、川下で展開する新たなサービスを開発検討する事業を「Mobility事業」と定め、これら企業戦略の軸となる各事業を総称して、それぞれの頭文字から「BMW戦略」としています。
この3領域のサイクルからなるGolden Triangleで、国内外でのエネルギープラットフォームを形成し、ソフトバンクグループが進める情報革命を支えるインフラのインフラを担う企業として、さらなる自然エネルギーの普及促進に取り組んでいます。
(参考)SBエナジーHP「メッセージ」
SBE | 10月6日 | モンゴル・ゴビ砂漠で「Tsetsii Wind Farm」運転開始 |
2016年9月に着工したゴビ砂漠初の大規模風力発電所「Tsetsii Wind Farm」が完工、SBエナジー初の海外発電所が運転開始しました。約700haの広大で平坦な土地に2MWの風車25基が並んだ出力規模50MWの発電所は売電価格9.4セントで25年間の売電契約を国と締結し、モンゴル全体の約5%に当たる電力を供給します。ソフトバンクグループとSBエナジーにとって、本件は「アジア・スーパー・グリッド構想」の実現に向けた大きな一歩で、モンゴルでは引き続きゴビ砂漠で、15GW超の風力・太陽光発電ポテンシャルを見込む36万7,000haの土地の使用権を確保しており、現在500MW〜2GWの開発調査を検討しています。

首都ウランバートルから約600km南に位置する「Tsetsii Wind Farm」で行われた
運転開始セレモニー。都市中心部からは車で約7時間を要します。
2018年 |
■運転開始した発電所
名称 | 出力規模 (MW) |
発電量 (世帯換算数) |
ソフトバンク鹿児島入来ソーラーパーク | 1.2 | 392 |
ソフトバンク浜松協和ソーラーパーク | 1.0 | 394 |
SBE | 6月27日 | 平成30年度「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築」実証事業に採択 |
VPP実証事業の3年目はVPP整備基盤事業者からのディマンドレスポンス(DR)指令を受けてVPP実証を行い、VPP構築に向けて技術実証、制度的課題の洗い出しを行うVPPアグリゲーター事業(B-1事業)の間接補助事業者に採択されました。SBエナジーは自社を含む複数のリソースアグリゲーターを取りまとめるアグリゲーションコーディネーターの役割を担い、前年度の九州電力エリアに加えて、東京電力エリアと関西電力エリアへと拡大して実証を行いました。
(参考)プレスリリース
6月27日:平成30年度「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業」への採択について」〜大規模なバーチャルパワープラント構築実証事業を拡大し、東京電力、関西電力、九州電力の3エリアで実施へ〜
(参考)開示資料
一般社団法人 環境共創イニシアチブ
2019年3月25日: 平成30年度「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント実証事業費補助金」(VPP) 成果報告会
B-1事業者成果報告:SBエナジー株式会社【FY18 VPP実証事業】成果報告資料
SBE | 7月6日 | 脱炭素社会をめざす企業・自治体等のネットワーク組織「気候変動イニシアティブ」に創設時参加団体として加盟 |
気候変動対策に積極的に取り組む企業や自治体、NGOなどの情報発信や意見交換を強化することを目的として「気候変動イニシアティブ(以下「JCI)」の設立が発表されました。ソフトバンクグループ株式会社(SBG)とSBエナジーは、JCIの「設立宣言」に賛同する約100団体の一社として創設時からJCIが推進する脱炭素社会実現に向けた活動に参加しています。
SBE | 8月13日 | 本社を東京汐留ビルディングへ移転 |
本社所在地を汐留住友ビルから、当時ソフトバンクグループ本社が入居していた東京汐留ビルディングへ移転しました。
(参考)お知らせ
2018年8月13日:本社移転のお知らせ
2019年 |
■運転開始した発電所
名称 | 出力規模 (MW) |
発電量 (世帯換算数) |
ソフトバンク三重志摩阿児ソーラーパーク | 2.1 | 693 |
ソフトバンク苫小牧明野北ソーラーパーク | 3.1 | 1,056 |
小海高原太陽光発電所 | 10.3 | 3,464 |
ソフトバンク秋田琴丘ウインドファーム | 7.5 | 4,800 |
ソフトバンク苫小牧沼ノ端ソーラーパーク | 3.1 | 1,053 |
ソフトバンク宮崎国富ソーラーパーク | 22.4 | 7,410 |
SBE | 3月5日 | 色素増感型太陽電池素材「Powerfoyle」の開発製造を行うスウェーデンのExegerと戦略的パートナーシップ締結を発表 |
自然光での発電だけでなく、屋内の人工光で世界最高水準の発電効率を有するなど、周囲の光条件に対して効率的に反応し、さまざまなデバイスで発電を可能とするカーボンポジティブな色素増感型太陽電池素材「Powerfoyle」を製造するスウェーデンのテクノロジー企業Exeger Operations ABにSBGが出資、SBエナジーとの戦略的パートナーシップを締結しました。Powerfoyleは超薄型で柔軟性を有する色素増感型太陽電池素材で、多様な形状や色彩にプリントすることが可能で、恒久的な電力供給を消費者に直接届けることができます。また、Exegerは欧州特許庁が2006年に創設した技術・社会・経済的に優れた発明を表彰する、欧州で最も権威のある省であるEuropean Inventor Award 2021(欧州発明家賞、中小企業部門)を受賞しました。SBエナジーは、世界の企業・団体で大きなムーブメントとなっているカーボンニュートラル達成への取り組みを個人レベルでも実現していく重要なテクノロジーとして、Exegerが開発、製造するPowerfoyleの日本を含むグローバル展開を加速し、Powerfolye搭載製品の幅広い普及を推進しています。
(参考)プレスリリース
2019年3月5日:ソフトバンクグループによるExegerへの出資および戦略的パートナーシップの締結について
(参考)SBエナジーHP「New Focus」:Exeger ※紹介動画あり
SBE | 4月9日 | 革新的な天気予報システムを開発提供するTomorrow.io (旧ClimaCell )へ出資 |
あらゆる領域に対してオンデマンドで特定地域における高精度のリアルタイム天気予報を提供するAll-in-One Intelligence PlatformTMを開発する米国ボストンのTomorrow.io(旧ClimaCell)に出資しました。AIを用いた高精度なリアルタイム天気予報システムは、天候とその予測の正確性に大きく左右される自然エネルギーの発電量予測を可能とするとともに、ピンポイントで天候の変化による人々の行動への影響が予測できることで電力消費量の予測も可能となることから電力需給調整の安定化と自然エネルギーの有効利用に大きく貢献します。SBエナジーではTomorrow.ioのテクノロジーをVPP事業で活用するなど、AIと自然エネルギーの融合を通じて便利で快適な社会の実現を目指しています。
(参考)プレスリリース
2019年4月9日:SBエナジーによる、革新的な天気予報システムを提供するClimaCellへの出資について
(参考)SBエナジーHP「New Focus」:Tomorrow.io ※紹介動画あり
SBE | 6月28日 | 平成31年度「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業」に採択 |
平成31年度のVPP実証事業は前年度と同じくVPPアグリゲーター事業(B-1事業)の間接補助事業者として採択され、制御精度のさらなる向上を目的に、電力需要予測の強化と日本卸売電力取引所での取引と連動したディマンドレスポンス(DR)の取り組み検討を、沖縄電力エリアを除く全エリアを対象に行いました。また、VPP基盤整備事業者からのDR指令を受領して解析し、アグリゲーションコーディネーターからの充放電指示対象となる各リソースアグリゲーターの制御可能量と照らし合わせ、独自のアルゴリズムに基づいてリソースアグリゲーターの剪定を自動的に行うシステムの構築、コンソーシアム内のサイバーセキュリティー対策管理なども行いました。
(参考)プレスリリース
6月28日:平成31年度「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業」への採択について」
(参考)開示資料
一般社団法人 環境共創イニシアチブ
2020年3月30日: 平成31年度「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント実証事業費補助金」(VPP) 成果報告会
B-1事業者成果報告:SBエナジー株式会社【FY19 VPP実証事業】成果報告詳細版(B-1事業)
2020年 |
■運転開始した発電所
名称 | 出力規模 (MW) |
発電量 (世帯換算数) |
ソフトバンク栃木茂木ソーラーパーク | 2.0 | 687 |
ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク2 | 64.6 | 19,854 |
ソフトバンク群馬吾妻長野原ソーラーパーク | 2.1 | 715 |
クイーンズ太陽光発電所 | 9.2 | 2,715 |
ソフトバンク八雲ソーラーパーク | 102.3 | 27,967 |
SBE | 6月29日 | 令和2年度「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント実証事業」に採択 |
「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント実証事業」最終年となった令和2年度は、VPP基盤整備事業者からのDR指令を受けてVPP実証を行い、VPP構築に向けて技術実証、制度的課題の洗い出しを行う事業や、電動車など(EV / PHV)を活用しV2Gを行い、V2G構築に向けて技術実証、制度的課題の洗い出しを行うVPPアグリゲーション事業(B事業)の間接補助事業者に採択されました。5年間の包括的な取り組みとして、これまでの実証内容の精度向上に取り組むとともに、需給調整活用の実用化に向けた実証を行いました。
(参考)プレスリリース
6月29日:令和2年度「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業」への採択について」
(参考)開示資料
一般社団法人 環境共創イニシアチブ
2021年3月31日: 令和2年度「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント実証事業」成果報告
B事業者成果報告:SBエナジー株式会社 R2VPP実証に関する成果報告【SBエナジー株式会社】
SBE | 7月31日 | Aulton への出資及び戦略的協力契約の締結を発表 |
中国で電気自動車(EV)のバッテリー交換サービス事業を行うAulton New Energy Automotive Technology Co. Ltd.,への出資契約とバッテリー交換事業の共同推進に向けた戦略的協力契約を締結しました。Aultonはバッテリー交換式EV向けのバッテリーケースおよびフレームの開発と販売を行うほか、バッテリー交換時間を20秒程度で完了するバッテリー交換ステーションの開発と展開を行っています。SBエナジーは戦略的協力契約に基づき自然エネルギーとバッテリー交換事業を組み合わせることで、エネルギー電力のタイムシフトユースによる自然エネルギー導入促進と、自然エネルギーをマイレージに変換する輸送のパラダイムシフトを実現し、持続可能な脱炭素社会に貢献する新たなビジネス機会を検討しています。
(参考)プレスリリース
2020年7月31日:Aultonへの出資および戦略的協力契約の締結について
SBE | 10月14日 | 台湾屋根置き太陽光発電事業に出資参画 |
台湾GreenHarvest社が主導する、3年間で100MWの台湾屋根上太陽光発電開発プロジェクトに出資参画しました。
SBE | 10月16日 | 「ソフトバンク八雲ソーラーパーク」運転開始 |
北海道二海郡八雲町で、蓄電池併設型の大規模太陽光発電所としては国内最大級の出力規模約102.3MWを有する「ソフトバンク八雲ソーラーパーク」の運転を開始しました。北海道では太陽光発電および風力発電の出力変動が周波数の維持に影響して系統利用に影響を及ぼす可能性から、北海道電力が2015年4月に「太陽光発電設備の出力変動緩和対策に関する技術要件」を公表し、現在、出力2,000kW以上の太陽光発電設備の出力変動緩和対策として、蓄電池等を併設し、太陽光発電設備と蓄電池等の合成出力の急な変動を緩和することが要件とされています。2020年に運転を開始した「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク2」と「ソフトバンク八雲ソーラーパーク」は、この要件に基づき、「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク2」が蓄電容量約19.0MWh、「ソフトバンク八雲ソーラーパーク」が約27.8MWhの大容量リチウムイオン電池を併設しています。
「ソフトバンク八雲ソーラーパーク」全景
2021年 |
■運転開始した発電所
名称 | 出力規模 (MW) |
発電量 (世帯換算数) |
ソフトバンク茨城潮来古高ソーラーパーク | 2.1 | 708 |
宮城大郷ソーラーパーク | 51.6 | 15,600 |
SBE | 1月1日 | 本社を東京ポートシティ竹芝オフィスタワーへ移転 |
ソフトバンクグループの本社ビル移転に伴い、SBエナジー本社を東京汐留ビルディングから東京ポートシティ竹芝オフィスタワーへ移転しました。
(参考)お知らせ
2020年12月25日:本社移転のお知らせ
SBE | 3月1日 | ポストFITに向け、自己託送による法人向け再生可能エネルギー調達支援サービスの提供に向けた覚書をエコスタイル社と締結 |
2012年7月1日から施行されてきた再生可能エネルギー特別措置法(FIT)が、2022年4月1日から市場価格を踏まえて一定のプレミアムを交付するフィード・イン・プレミアム(FIP)制度創設を含む再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法へと改正されることを見据え、SBエナジーではポストFITに向けた取り組みを準備してきました。ポストFIT施策の最初の一歩となる自己託送による法人向け再生可能エネルギー調達支援サービスの提供に向けて、独自の高精度な発電予測技術を用いた計画値同時同量制度の条件を満たす発電予測システムを有する株式会社エコスタイルと協業に関する覚書を締結し、脱炭素社会に向けて再生可能エネルギーを導入したい企業への提案活動を開始しました。本サービスで使用する電源は、再生可能エネルギー導入企業の電力需要に応じてSBエナジーが新設して運営する太陽光をはじめとした低圧の専用発電所で発電した電力を導入企業が使用する第三者所有モデルで、電力を供給する設備に隣接した土地でなくても、専用発電設備から送電網を経由して需要地へ電力を届けてもらう自己託送制度を利用しています。
(参考)プレスリリース
2021年3月1日:SBエナジーとエコスタイル、自己託送による法人向け再生可能エネルギー調達支援サービスの提供に向けた覚書の締結について〜第三者所有モデルによるポストFITの再生可能エネルギー調達支援サービス開発で協業〜
SBE | 6月24日 | 令和3年度「再生可能エネルギーアグリゲーション実証」へ採択 |
令和2年度までのVPP実証事業の取り組みを細分化して令和3年度から開始した蓄電池などの分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業における再生可能エネルギー発電などのアグリゲーション技術実証事業のうち、再生可能エネルギー発電設備や蓄電池など(DER※)を束ねて、集約した電気を自社で活用するか、または取引市場等を通じて小売電気事業者などに提供するアグリゲーションビジネス展開に向けた取り組み、「再生可能エネルギーアグリゲーション実証」にコンソーシアムリーダーおよび再エネアグリゲーターとして採択されました。SBエナジーはFIP制度およびDERの普及を見据えて、これまでのメガソーラー発電所の構築運用実績とVPPシステムの構築運用ノウハウを活かし、再生可能エネルギーアグリゲーションビジネスモデルの実用化に向けた実証に取り組んでいます。
※ Distributed Energy Resourcesの略で、需要家の受電点以下に設置されるリソースに加えて、系統に直接接続される発電設備、蓄電設備等の分散型エネルギーリソースを総称するもの。
(参考)プレスリリース
6月24日:令和3年度「再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」への採択について」
(参考)開示資料
一般社団法人 環境共創イニシアチブ
2021年6月8日:蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業費補助金(再生可能エネルギー発電等のアグリゲーション技術実証事業のうち再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業)採択結果について
SBE | 6月28日 | 「日本気候リーダーズ・パートナーシップ」へ加盟 |
2009年に発足し、持続可能な脱炭素社会の実現を目指す日本独自の企業グループ「日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)」に賛助会員として加盟しました。
(参考)プレスリリース
2021年6月28日:「日本気候リーダーズ・パートナーシップ」への加盟について
SBE | 6月30日 | ダイナミックプライシング実用化に向けたEV・PHEV向け充電調整の実証事業に参加 |
MCリテールエナジー株式会社をコンソーシアムリーダーとし、将来の電気自動車(EV・PHEV)普及に伴う充電時間帯集中による電力負荷増大に対応するため、負荷低減や平準化を目的として電力需給状況に応じたダイナミックプライシング導入による効率的な充電時間シフトに「実証協力者区分1」として参画しました。
(参考)プレスリリース
6月30日:ダイナミックプライシング実用化に向けたEV・PHEV向け充電調整の実証事業を開始します〜「令和3年度 経済産業省公募の実証事業の採択」〜
(参考)開示資料
一般社団法人 環境共創イニシアチブ
6月4日: 令和3年度蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業費補助金(ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業)採択結果について(7月9日更新)
「ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業」のモニタリングの流れ
SBE | 7月26日 | ロボットを活用したバーチャルパワープラントシステムによる充電シフト実証を実施 |
東京ポートシティ竹芝に設置したロボット3体を蓄電リソースとして、VPPシステムにより再生可能エネルギーの余剰電力を用いて充電時間をシフトし、調整力の確保と自然エネルギーの有効利用の検証を行う独自実証を、ロボットを貸与するソフトバンクロボティクスと東京ポートシティ竹芝オフィスタワーを開発運営する東急不動産と3社で実施しました。
(参考)プレスリリース
2021年7月26日:ロボットを活用したバーチャルパワープラントシステムによる充電シフト実証について
2011年〜2016年のソフトバンクグループのエネルギー事業を振り返った「ソフトバンクグループのエネルギー事業の歴史(前半)」はこちら